映画『 JOKER(ジョーカー)』のレビューとまとめ “悪の誕生を描いたどこまでも救われない歴史的超傑作!”

joker

どうも、アメコミ映画も大好きなみずしばです。

今回は、2019年10月に公開された映画『JOKER(ジョーカー)』のレビュー&まとめを記事にします。

ホアキン・フェニックス主演で、孤独で貧しい心優しい男が、次第に巨大な”悪”へと変貌を遂げていく、壮絶なヒューマンドラマを描いた映画です。

DCコミックスの『バットマン』シリーズに登場する最凶最悪の悪役「ジョーカー」が誕生するまでの物語を描いています。

公開前から「危険な映画」として賛否両論ありましたが、ヴェネツィア国際映画祭で最優秀作品賞である”金獅子賞”を受賞しました。

率直な感想は、この映画は本当に本当にヤバいですっ!

何故「危険」と言われているのか...何故アメコミ映画なのにR15指定なのか...

見れば全て分かりますし、一生忘れない心に残る映画となるでしょう。

そんな超衝撃作の『JOKER(ジョーカー)』を個人的な感想を交えて振り返っていきます!(※ネタバレ注意です)

作品情報

作品名  JOKER(ジョーカー)
原作  DCコミックス
監督  ドット・フィリップス
主演  ホアキン・フェニックス
公開時期  2019年10月4日
配給  ワーナー・ブラザーズ

総評※ネタバレ注意

結論から言いますと、かなりの衝撃作で、今まで味わったことのないような気持になりました。

ここ最近見た映画の中では断トツで面白かったですし、一生忘れられない印象深い映画となりました。

正直、「面白い」「面白くない」で語れるような簡単な映画ではなく、世界的な問題をリアルに映像で表現していて、全ての人類が見る必要がある作品だと思っています

最初から最後までどこまでも救われない...こんなリアルで衝撃的な映画は中々存在しないと思います。

少し大げさに聞こえるかもしれませんが、本当にそれくらいの衝撃作で、深く考えさせられました...

あくまで僕の偏見ですが、この映画を見て「何も感じなかった」「良く分かんない」と思った人は、それこそがジョーカー的に言うと”“なのかもしれません。

劇中でジョーガーが発していたとても印象深い言葉がありました。

何が”悪”で何が”善”かはそれぞれの主観で決まる」というような言葉です。

ジョーカーにとって「貧困に苦しむ人を助けようとせず嘲笑う」人間は”悪”であり、その”悪”を排除することは”善”となる。

そんなジョーカーは富裕層の人間からすると”悪”となる。

生きてきた環境や現在置かれている状況によって、人それぞれ物の見方が変わるということです。

そんな状態が世界各地で起きているのも事実です。

どんなに頑張っても”普通”の生活すら手が届かない、”夢”を追いかけても上手く行かずに笑われる。

生き辛い絶望の人生にもがき苦しみ、悪のカリスマへと変貌していく姿は、他人ごとでは見れないはずです...

どこまでも救われない衝撃の問題作、間違いなく歴史に名を残す作品となるでしょう

危険な映画」と言われていることもあり、公開中止になる前に早めに見ておいた方が良いかもしれません!

バットマンシリーズを知らない人も、普段アメコミ映画を見ない人も関係ありません!

全ての人にこの映画を見て欲しい!

ジョーカーって何者?

そもそもジョーカーとは何者なのか?

DCコミックスでも世界的に有名な「バットマン」シリーズに登場する最凶最悪のヴィランです。

特に記憶に新しくみんなのイメージとして印象深いジョーカーが、「ダークナイト」に登場するジョーカーだと思います。

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本作もこの「ダークナイト」に登場するジョーカーをモチーフにし、如何にしてジョーカーが誕生するのかを描いている作品です。

「ダークナイト」に登場するジョーカーは、正体不明の凶悪犯罪者としてバットマンと対峙しますが、最初から最後まで謎多き最凶の犯罪者として描かれています。

いわばジョーカーの完成形という訳です。

ですが、本作のジョーカーことアーサー・フレックスは、子供の頃から身体に障害があり貧困に苦しむ心優しい男として描いています。

「ダークナイト」のジョーカーとは180度違います。

つまりジョーカーが誕生する前の物語という訳です。

そんな善良な男が如何にして悪のカリスマ”ジョーカー”へと変貌を遂げ行くのか...

その物語を我々人類は無視することはできません...!

JOKER(ジョーカー)ってどんな物語?

※ネタバレ注意です※

身体に障害があり貧困に苦しむ心優しい男、アーサー・フレックスは、腐敗しかけた街ゴッサムシティで母と二人でギリギリの生活を送っていました。

アーサーには「笑いが抑えられない」という神経系の障害を持っており、普通に働き普通に生活することさえ難しくなっていました。

ピエロの派遣会社で働きながら生計を立てていましたが、あることを理由に解雇されてしまいます。

そんな帰り道、ゴッサムシティでは富裕層にあたるウェイン社の証券マン3人に絡まれ、自らの身を守る為に咄嗟にその3人を銃で撃ち殺してしまうのです。

その事件はすぐにニュースになり、謎のピエロが富裕層を成敗したとして、貧困層からヒーロー扱いされ支持されるようになるのです。

今まで、世の中から存在を忘れられ、自分が生きている意味さえ見い出せなかったアーサーが、初めて自分の存在が世の中に認められたと実感するのです。

そんな中、アーサーのただ一人の母親と、ウェイン社を経営するトーマス・ウェインの真相を知ることになり、追い打ちをかけるように自分の人生に絶望してしまうのです。

ですが、アーサーは「自分の人生は悲劇ではい。喜劇だ。」と悟り、優しかった男の心のネジは全て外れてしまう...

全てが吹っ切れたアーサーは自らを”ジョーカー“と名乗り、ある決断をするのです。

自分にとっての”悪”を排除する為にそれを世間に知らしめる為に、生放送中のテレビでアーサーは大事件を起こしてしまうのです。

アーサーは逮捕されてしまいますが、ゴッサムシティではジョーカーが起こした事件に影響され、貧困層のジョーカー支持者が大規模な暴動を起こしていました。

暴動の真っただ中、アーサーは支持者からゴッサムシティのヒーローとして崇められ、その存在を広く世界に知られることになり、自分の存在意義を強く持つようになるのです。

そして、常人では理解できないような思想を持つようになり、悪のカリスマ”ジョーカー“が誕生するのであった...

ちなみに、この暴動に巻き込まれ、トーマス・ウェインとその妻が息子の目の前で暴徒に殺されてしまいます。

そこにいたトーマス・ウェインの息子ブルース・ウェインこそが、後のバットマンとなる少年なのです!

DCEUとの関係は?

まず、DCEUとは、「DCエクステンデッド・ユニバース」の略です。

DCコミックスを代表するキャラクター達の個別映画が存在する一方で、その世界や時間軸は全て同一の世界で繋がっているというシリーズ作品になります。

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アベンジャーズで有名なMARVELコミックスでは「MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)」として展開されていますよね。

それのDCコミックス版と思ってもらえれば分かりやすいです。

しかしながら、本作「JOKER(ジョーカー)」に関しては、このDCEUとは無関係のようです。

DCEUにはバットマンやハーレイ・クインなどジョーカーと所縁があるキャラクター達も登場しますが、あくまで本作は“ジョーカー”の誕生を描く単体映画として存在しています。

同じDCとは言え、本作に関しては全く別の世界の物語という解釈でOKです。

本作のジョーカー(アーサー・フレックス)が、別のDCコミックスの映画に登場するということは無いということです。

おわりに

歴史に名を残す超衝撃作『JOKER(ジョーカー)』のレビューと紹介をさせていただきました。

「危険な映画」として危惧されていながらも、公開に踏み切った制作スタッフ陣に拍手を送りたいです。

R指定なのも分かります...

ダークナイトで登場するジョーカーは「正義の味方のヒーローでも、ちょっとした事をきっかけに誰でも”悪”になれる」という思想を見事に証明していて、それを本作でも表現しているのではないかと思います。

誰もが”ジョーカー”になり得る...そんな時代だからこそ、目を背けてはいけないのかもしれません!

こんなちんちくりんな柴犬が何を偉そうに語っているんだ!と思う方もいるもしれませんが、僕の個人的な感想なのでお許しください。

みんなが同じように感じるとは思いませんし、人それぞれ感じ方は違うので、たくさんの意見を尊重したいです!

とにかく、こんな素晴らしい作品に出合えて最高です!

最後まで見てくれてありがとうございました。

ではまた!

mizushiba

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