学園系のおすすめ漫画『惡の華』の紹介&レビュー “最強の思春期こじらせ絶望青春ストーリー”

akunohana

どうも、文学には少し疎めのみずしばです。

今回は、2019年9月に実写映画化された学園系の漫画『惡の華』の紹介&レビューをします。

押見修造先生による作品で、深い悩みを抱えた中学生たちが、自らの欲望や世界観を追い求め、学校や町中までもを搔き乱す青春サスペンスです。
どうせ学生の恋愛ものなんでしょ?

と思った方、恋愛要素も無い訳でないですが、そこがメインではありません!

中学生特有の中二病的な発想と、田舎ならではの閉鎖的な雰囲気、それぞれの人生に対する思いなど、めっちゃめちゃ奥が深くて儚い漫画です!

押見先生独特の世界観や表現が堪らなく心を刺激してくれます。

独特過ぎて付いていけない人も多いかもしれませんが、どうか見てほしい!笑

それではその魅力をご紹介していきます(極力ネタバレはしません)

惡の華

[押見修造]

 出版社:講談社

キュンキュン度 ☆☆

ストーリー度  ☆☆☆☆☆

ハラスメント度 ☆☆☆☆

リアル度    ☆☆☆☆

ギャグ度    ☆

作品情報

作品名  惡の華
作者  押見修造
ジャンル  学園・青春サスペンス
掲載誌  別冊少年マガジン
連載期間  2009~2014年
単行本巻数  11巻(完結)
主なメディア化  2013年TVアニメ化 2019年実写映画化

※2019年9月時点情報

惡の華はこんな人におすすめ

・独特な世界観に翻弄されたい人

・中高生の人生について深く考えたい人

・過去を清算して前に進みたい人

・罵倒されたい人

惡の華ってどんな漫画?

主人公

kasugatakao
(引用:“押見修造『惡の華』講談社”)

春日高男(かすがたかお)

群馬県ひかり市立南中学校2年1組。

一般的な家庭で育った一見ごく普通の中学生。

文学などの読書が趣味で、ボードレールの『惡の華』が一番のお気に入り。

クラスにはそれなりに馴染もうとしているが、少し自意識過剰で他人を見下している。

自分は他人とは違うんだという思いが強く、現実社会に息苦しさを感じていた。

あることをきっかけに、本作のヒロイン「仲村佐和」とつるむようになり、徐々に彼の“日常”が崩壊し始める...

高男はいったいどんな世界を見据えているのか...

概要と特徴

taisouhuku
(引用:“押見修造『惡の華』講談社”)

本作の主人公「春日高男」はクラスのマドンナ「佐伯奈々子」に想いを寄せていました。

ある日、たまたま教室の床に落ちていた佐伯奈々子の体操服を、咄嗟に抱えたまま自宅まで帰ってきてしまいました。

そしてその様子をクラスメイトの「仲村佐和」に目撃されていたのです。

その日をきっかけに、春日高男の日常が崩れ始め、次第に欲望の蓋が外れていく...

日常の閉塞感にうんざりし、独自の理想の世界観や人生観を追い求めることに生きがいを見出し始めたのです。

視野が狭い思春期特有の発想や精神により、自分の存在価値や人生に疑問を感じ、それぞれの理想や欲望が激しく交差する...

少年少女たちの苦悩と絶望を描いた儚い青春サスペンス漫画です。

また、本作の第二の主人公とも言える2人のヒロイン「仲村佐和」「佐伯奈々子

この3人が交わることにより、物語はさらに波乱を加速させます。

最初のほんの些細な出来事により、この3人を含む周り全ての人生が波乱へと巻き込まれてしまう...!?

惡の華のここが魅力!

独特過ぎる世界観

bato
(引用:“押見修造『惡の華』講談社”)

押見先生の作品では多いですが、物語全体の表現が独特な世界観で心惹かれます。

最初は独特過ぎて「なんのこっちゃ?」って感じが多いんですが、読めば読むほどそこに感情移入してきます。

春日高男の、一見普通の少年が抱えている不安や想い、ネジが外れた時のぶっ飛んだ感じの表現。

佐伯奈々子の、異常なほどの執着の表現

仲村佐和の、世の中にうんざりして全てを投げ捨てた表現

いわゆる”中二病“と言われる思春期特有の悩み・苦悩・発想・想いを、これでもかというくらい独特な世界観と表現で描いています

特に仲村佐和の罵倒は凄いですね。笑

めちゃめちゃ独特で過激な罵倒が多すぎて、罵倒集欲しいくらいです。笑

閉塞感

heisokukan
(引用:“押見修造『惡の華』講談社”)

本作は群馬県のとある地方が舞台となっていますので、都心とは違い、視野が狭くなりがちな閉塞的な感情も多く描いています。

中学生であまり外の世界を知らずに、勝手に妄想し勝手に卑屈になるのは、地方あるあるなのかもしれませんね。

物語の前半は割と狭い世間だけで物語が進みますので、登場人物たちの関わり合いが濃くて人間関係が分かりやすいです。

この地方の閉塞的な場所だからこそ、少年少女たちの過激な自己表現がエスカレートしていくのでしょう。

結末への物語

物語後半は、中学を卒業し高校生編に突入します。

ここがまた面白い!

高校生になり新たな人生を送っているが、やはりどこか中学時代の想いや感覚が拭い切れない...

過去を乗り越え、未来に進むために、それぞれが色々な想いを抱えながら、大人へと成長してく物語

いい話です...

作者とその他関連情報について

作者

押見修造(1981年生まれ)

群馬県桐生市出身。

2002年にちばてつや賞ヤング部門優秀新人賞を受賞し、2003年に別冊ヤングマガジンにて「スーパーフライ」でデビューしています。

作風は、独特な世界観とエロティックな描写が多い気がします。

他の主な作品は、「アバンギャルド夢子」「スイートプールサイド」「漂流ネットカフェ」「ぼくは麻理のなか」「ハピネス」など。

数々の作品が、ドラマ、アニメ、映画などに幅広くメディア化されています。

それほど人を惹きつける作品ということですね。

主なメディア化

・2013年にTVアニメ化

TVアニメでは史上初の全編”ロストスコープ“を用いた作品となっています。
※ロストスコープ・・・モデルの動きをカメラで撮影してそれをアニメーションにする方法

登場人物などの絵は原作とはかなり違うタッチに変更されています。

おそらく監督が、よりリアルで現実的な作品に仕上げたいという気持ちが強かったのだと思います。

akunohana

原作:押見修造

制作: 「惡の華」製作委員会

配信先:U-NEXT

※本ページの情報は2019年12月時点のものです。
 最新の配信状況は U-NEXT サイトにてご確認ください。 

・2019年に実写映画化

玉城ティナさん(仲村佐和役)、伊藤健太郎さん(春日高男役)主演で実写映画化です。

おわりに

最強の思春期こじらせ絶望青春ストーリー『惡の華』を紹介させていただきました。
→ 惡の華の電子書籍はこちら

結構な思春期こじらせっぷりですね。笑

思春期の物語ではありますが、そんな少年たちが大人へと成長していく物語でもあります!

誰もが抱えている人それぞれの想いや欲望など、それを地方の少年少女で独特に過激に描いているだけなので、わりと現実味のある話でもあります。

最後まで読み終えた時には思わず拍手したくなるような作品だと思います。

実写映画も絶対見ますので、みんなも見てくれると嬉しいです!

他の学園系の漫画もまとめて紹介してますので、是非こちらの記事も↓

gakuenkeiosusume 『学園』系のおすすめ漫画6選|ガチの漫画オタクがジャンル別のおすすめ漫画をご紹介

最後まで見てくれてありがとうございました。

ではまた!

惡の華

[押見修造]

 出版社:講談社

mizushiba

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です